動物と暮らすと言うこと
- 2016/08/14
- 10:22
ウチのプンちゃんの事を知らない方も多いと思うので、また書きますね。
プンちゃんは東日本の震災の年の10月に千葉県の動物愛護センターから引き出しました。
写真はボランティア団体がセンター収容されている犬をアップした時の写真です。
(『ちばわん』さんの写真を使わせていただいています)
ご存知の方もいると思いますが捕獲した収容犬の情報をホームページで見ることができます。
(飼い主持ち込みは迎えが来ないわけですから、次の処分日に殺処分されます。ホームページに載ることもありません)
ホームページでは捕獲された場所、雄雌、外見の特徴、首輪の色、犬の大きさなど、飼い主が探していればわかるように、
特徴を記載し、写真ものります。
迎えが来ない犬は、収容期限の終わった次の処分日に殺処分されます。
小型犬が殺処分されないと思う方もいるかもしれませんが、小型犬でも純血種の犬でも殺処分はされます。
収容期限の最終日にプンちゃんを引き出しました。
プンちゃんの前にも引き出しをしようと面会に行って、検疫期間を待っていた犬がいましたが、
検疫期間中に死んでしまいました。
大部屋に一緒に入れられる為か?パルボなどにかかる子もいます。
引き出そうとした子の死因、病死したとしか聞かされなかったけれどパルボだったのかも・・?
面会に行ったときは写真が撮れないくらい元気で動き回ってましたが・・・
多分洗ってあげれば白くなる、元気いっぱいのウエスティぽい中型の男の子でした。
検疫期間とは、病気にかかっていないかを確認するため?
1週間くらい(引き出す子を)別室に管理して様子を見ます。
年が若かったり、フレンドリーな子も譲渡対象犬とされてこの別室に来たりします。
今は愛護センターも大分改善されて大部屋に入れるのも減ってきたみたいです。リスクがありますからね。
プンちゃんを迎えに行ったとき、私は犬舎の中に入らないで入り口で待って連れてきてもらいました。
中に入ると収容されてる犬たちが助けて欲しいと、必死に吠えるのですよ・・・
あれは、本当に心が痛みます。
みんなを助けてあげることなど出来ませんから・・・・
行きつけの獣医で最低限のチェックをして、家に連れて帰りました。
体は毛がところどころしか生えていなくて、下半身は糞尿まみれ。かなり構ってもらっていなかったのだと分かります。
個人ブリーダーの放出ではないかと思ってます。
子供をたくさん産んで
歯がボロボロで犬歯すら無いのです。
愛護センターで引き渡しの時、歩けないけど良いですか?キャンセルでも良いですよと言われました
歩けないと言うのは初耳ですが、キャンセル=殺処分ですから連れ帰りましたよ!!
プンちゃんは同じ部屋に居られないくらい臭かったので、糞尿で固まってる毛を切り取り、顔も見えるように切りシャンプー。
まだ糞尿の塊が取れずにあったけど、とりあえず一緒の部屋にいられるくらいまでにはなりました。
これは今年の春のプンちゃん
引き出してから、心を開いてくれるまで時間がかかりました。今は表情も出てきたし、甘えるし💞
センターから引き出すという事は、何もわからない状態なわけです。
プンちゃんで例えて言えば・・・・・
シニアであったこと(いくつか正確には分からないけど結構高齢)
ウチに来て何ヶ月かで子宮蓄膿で死に掛けました。
高齢で手術もリスクがあると言われ・・・
まあ、なんとか手術して乗り切れました。
尻尾の毛だけは生え揃わず、体毛も生えない、薄い部分があってまばら・・・
調べたら甲状腺機能低下症でホルモン剤を毎日投薬しなければいけません。
もし動物を飼いたいと思ったら、ボランティア団体からが良いのではないかしら。
メディカルチェックもしてるし、預かり親さんがその子の性格も理解してるし、人馴れなどもしてくれてる。
トイレのしつけをしてくれてたりする場合も💖
自分に会う子を見つけられます。
そして家族として迎えたら、最後まで看取ってあげてくださいね。
最近センターに飼い主持ち込みされるのが
老犬で病気になった犬。
悲しくなりますね。
愛護センターに行ってる時に、生まれたての子猫をダンボールに入れて連れてきてる人を2度見ました。
子猫たちはそのまま殺されることの方が多いのです。
里親が探せないなら、避妊手術をしてあげてください。
先代のシェパードのアストンも買ったのではなく里親になったのですが、13年と3ヶ月家族として暮らし、最後は二人で看取りました。
寿命が違うから先に亡くすのはとても辛いです、ペットロスになったりします。
でもペットと過ごす時間は格別なものですよね。その分愛情をたっぷりかけてあげてます。